ナースのメッセージ

 
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Y.N さん

武蔵小杉病院
A棟4階東病棟
看護師歴7年

小児科の患者さんに不可欠な家族の心のケア

佐賀女子高等学校の看護専攻科を卒業後、千葉北総病院に入職。その後、小児看護がやりたくて現在の武蔵小杉病院に転勤を希望し、現在は小児病棟に勤務しているY.Nさん。両親ともに看護師で、幼いころから両親が働く姿や協力する姿を間近で見ており、看護師という職業に憧れていたというNさんに、現在の業務内容や勤務において心掛けていることを聞いた。

 

小児科の看護師を志すきっかけとなった患者さんの姿

看護風景

看護師を志したのはなぜですか?

「看護師だった両親の影響が大きいです。私は病院に付属している保育園に通っていたのですが、母が残業になったときなど、保育園の後に病院で過ごすことがありました。そこで見た、母の患者さんに対する優しい対応や生き生きと働く姿、街中で具合の悪い方を見かけると真っ先に駆け寄って行く姿勢、両親の職場の話などから、看護師という仕事はかっこいいなと幼な心に思っていました。中学生になって進路を考えた時に幼いころに心に刻まれた看護師という仕事の素晴らしさを思い出し、迷わず看護師を目指しました。実際に看護師になってみて思ったのは、自分の責任が非常に重いことです。就職と同時に一人暮らしを始めたこともあって、新人の時は想像以上に大変でした。しかし今では、患者さんと接する中で、自分がどんどん成長していくのを感じることができる看護師という職業は素晴らしいな、もっと頑張らなくてはと感じています。」


 

今までで一番印象に残っているエピソードは?

「実習のときになりますが、長期入院しているお子さんを担当したことがありました。とてもいい子だったのですが、ある日突然、ポロポロと泣き出してしまったのです。私はどうしたらいいか分からなくて、ずっと隣に座っていました。するとその子は日々感じていることを少しずつ話し出しました。それを聞いているうちに、子どもってこんなに我慢して、こんなにいろいろ分かっていて、大人にも気を使いながら一生懸命に療養生活を続けているんだと気づいて、胸が締め付けられるような気持ちになりました。そんな子どもたちのために何か出来たらいいなと思い、小児科を志しました。今勤務しているA棟4階東病棟には小児科とNICUなどが入っており、私は小児科を主に担当しています。小児科というと、小さなお子さんのみを想像されがちですが、脳性麻痺など先天性の疾患が理由で子どもの頃から小児科にかかっている方の場合、成人しても小児科にいらっしゃることもあるので、実際には小さな子どもだけではなく、幅広い年齢層の患者さんを担当することになります。」

 

学ぶ環境を与えてくれる職場

看護風景

心掛けていることを教えてください

「患者さんの心のケアはもちろんですが、小児科の場合、ご家族の心のケアが大切だと感じます。ご家族も入院生活に関することや、この先の育児に関することなど、さまざまな不安を抱えています。時には、母親が『自分が悪いから子どもが病気になった』と思いこんでしまったりすることもあります。それから、入院生活が長引くにつれて、母親が病院にずっといるために、患者さんの父親や兄弟との関係がうまくいかなくなってしまうこともあります。ご家族が不安定になると、子どもも不安定になりますし、それが治療にも大きな影響を与えることにもなってしまいます。そこで、子どもの話をよく聞くだけではなく、ご家族の様子を確認したり、母親にストレスをかけない、または解消出来るような環境を作ったりして、それぞれが不安やストレスを溜め込まないようにすることを心掛けています。」

 

武蔵小杉病院のアピールポイントは?

「武蔵小杉病院は、学ぶ環境を与えてくれる職場だと思います。学びたいと思っていることを汲み取って、『こんな研修があるけれど、行ってみたらどう?』と勧めてくれます。私は入職してからさまざまな研修に行かせていただきました。特に印象的なのは、神奈川県立保健福祉大学の実践教育センターで当時行われていた、子ども支援課程に参加したことです。出張扱いで週1、2回の研修に1年間通わせていただき、子どもの発達や家族支援などのさまざまな分野のスペシャリストの講義を受けることが出来ました。研修の最後には研修発表があったり、レポート提出があったりと大変でしたが、非常に実りが多かったと感じています。日本医科大学付属の4病院で行う研修にも参加させていただいたことも、良い学びの機会だったと感じています。所属先が違う方々の、仕事に対する意識や考えを学んだのですが『これを現場で実践してみよう』と思うものも多く、仕事へのモチベーションが上がりました。今後も家族のケアを含めた看護のために学び続けたいので、非常にありがたい環境です。」


※2015年12月取材時のものです。

 

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